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不要なJuliaのパッケージを削除して空き容量を確保する

Last modified: August 16, 2020

しばらくJuliaを使っているとホームディレクトリの.juliaフォルダに保管されたパッケージやアーティファクト(パッケージとして利用できるビルド済みバイナリ)が増えてきてディスク容量を圧迫しはじめます(Mac OS Xの場合、このMacについて->ストレージ->管理でディスク使用量が確認できます)。

不要なパッケージをプロジェクトから削除

remove(rm)コマンドで不要なパッケージをプロジェクトから削除します。Project.tomlからパッケージが削除されます。

(@v1.5) pkg> activate path/to/myproject
(myproject) pkg> rm MyPackage

REPL起動時のデフォルトのプロジェクトのProject.tomlは .julia/environments/[juliaのバージョン] フォルダにあります(npmで言うところのグローバル)。ここには古いバージョンのデフォルトのプロジェクトのパッケージが残っている場合があるので、@v1.3, @v1.4のような古い環境をactivateしてから当該パッケージを削除します。

(@v1.5) pkg> activate @v1.4
(@v1.4) pkg> rm MyOldPackage

v1.4以前はactivate --shared v1.3のように—sharedオプションをつける必要がありました。

プロジェクトで使用されていないパッケージとアーティファクトを削除

gcコマンドを実行すると、長らく使用されていないパッケージとアーティファクトが削除されます。allオプションを付けると使用されていない期間にかかわらず.julia/environmentsのProject.tomlに記載されていない全てのパッケージと関連するア=ティファクトが削除されます。

(@v1.5) pkg> gc

詳細についてはPkg.jlのドキュメント参照
https://julialang.github.io/Pkg.jl/v1/


Author: Seiji Matsuoka